■再掲載:千歳オフロードパークに行ってみました。
いま、ふとハードディスクの中のログを見ていてもったいないな、と思い再掲載しておくことにしますた。
SUGOで世界選手権が開催されていた頃、北海道で寂しく過ごしていた私は、全日本選手権の開催が噂されている千歳オフロードパーク(以下、COP)へ行ってみようと思い立ちました。MXingの木田さんに絶賛され、BTMの春木さんが通い詰めるCOPとはどんなコースなのか、もし全日本を開催したらどうなるのか、観客視点からレポートしてみたいと思います。
ここ10年ほど北海道大会を開催している和寒町は、いかにも北海道らしい大自然に囲まれた素晴らしいロケーションに存在します。山の斜面に作られたコースは起伏に富んでいて、見ているぶんには迫力があって楽しいのですが、小石混じりの土質と狭いレイアウトによる危険性への指摘が年々強くなっているようです。町を挙げて大会を開催してくれている雰囲気が個人的にはとても好きなので、ちょっと残念な事態ですね……。という現状をふまえて。
COPのサイトに載っていたコースまでの地図をプリントアウトし、いざ出発(実はこの地図がクセ者だったのですが、そのことは最後に)。行きは国道、帰りは高速道路を利用して時間差をチェック。あ、ちなみに私が住んでるのは札幌市です。スタートは日曜日の昼で、千歳市へ向かう国道36号線はそこそこ混んでいたのですが、それでも約1時間でCOPに到着しました。
コース自体はCOPのサイトにて動画付きで紹介されているので、詳細はそちらをご覧いただくとして、実際にコースを見た印象は「開放的」。コース全体をフラットに見渡せるパノラマ感は新鮮でしたね。木田さんが書かれていたとおり、まさに北海道的なコースでした。土質もかなり良さそうに見えましたよ。ただ私はコースを走った訳ではないので、レースで使用する場合のコース評価については差し控えます。
なのでそちらよりも、もし全日本を開催した際のパドックエリアや観客の駐車スペース、観戦エリアなんかはどうなるだろうということを想像して見てました。施設は十分な広さがあったので、もし今までの北海道大会よりも多くの観客が集まった場合に心配なのは駐車場が足りるかどうかくらいでしょうか。まあ周りに空いてる土地はたくさんあったので何とかなるとは思いますが、和寒と同じ感覚で準備すると大変なことになるかも。
一通りパドックをうろつきコースを見渡した後の率直な感想は、「和寒とはまったく趣向の異なるCOPで、全日本のレースを見てみたい! 近いし!」
帰りはコース近くの千歳ICから高速道路に乗り、約40分で自宅に到着。あえて往復どちらもほぼ法定速度で走ってみて、この時間でした。札幌から和寒町までは国道で約4時間、高速で約2時間半でしたから、体感的にはもの凄く近くに感じましたね。まるで疲れませんでした。
■北海道大会を考える
私は選手権の成長に最も重要なのは観客数を増やすことだと考えていますので、やはり北海道大会は北海道で一番人口が多い都市である札幌市(約187万人)の近郊で開催すべきだと思います。和寒町の公式サイトによると、昨年の観客数は2日間で約7千人でした。皆さんはこの数字をどのように受け取られるでしょうか。私は、最低でもこの倍のお客さんに来て欲しいですし、全日本モトクロスは呼べるだけのイベントだと思っています。条件さえ整えることができたら。
実際の統計がどうなっているのか分かりませんが、おそらく北海道大会の観客の多くは札幌圏から訪れていると思います。では、札幌から和寒まで出かける時のコストはどれくらいかと言うと、前述の通り国道を走れば往復8時間、高速で行けば往復5時間に料金が約8千円かかります。もちろんそれにガソリン代、食事代、入場料が加わります。私見ですが、これではよほどのモトクロスファンでなければ見に行こうとは思わないのでは。裏を返せば、これだけの悪条件でも7千人は来てくれているということです。
ならば、COPで開催した場合はどうかと比較してみると、国道で往復2時間、高速なら往復1時間半に料金約2千円と、札幌からのアクセスは圧倒的に良いです。もちろんここで浮いた費用は会場で使ってもらえる可能性がある訳で、それは選手権の収益を考えれば重要なことなのではないかと。当たり前のことすぎて、いちいち書くのも恥ずかしいくらいですが。
また、COPで開催することのメリットは集客の面だけではなく、北海道まで遠征してくる関係者の皆さんへの負担も軽減されますよね。フェリーで小樽や苫小牧へ着いて、そこからCOPへ行くのと和寒へ行くのとでは、地元民以上に大変さが違うでしょう。いつも大会終了後に高速道路をかっ飛ばしていくトランポ達を見ては、もうちょっと余裕をあげられないものかと思ってました。なにより危ないですから。
札幌を中心とした考え方に不満を持たれる方もいらっしゃると思いますが、現在の観客数を考えれば、やはり大都市近郊で開催した方が、あらゆる観点から全日本モトクロスへ多大なメリットをもたらすと思うのです。なぜ北海道はサッカーチームも野球チームも札幌にあるのか。なぜ大きなイベントは札幌で行われるのか。考えるまでもなく答えは明らかです。
なんかすっかりCOP開催論者になってしまいましたが、冒頭にも書いたとおり私は和寒が好きなので、書いていてちょっと辛いですね(全日本トライアルも無料で開催してるし……)。できれば和寒のコースが良くなって、北海道で2戦開催されるのがベストなんですが、やはり観客を増やすのが全ての第一歩だと考えますので、北海道大会はCOPに2万人を集めることを目標にすべきだと思う次第です。夢は大きく!
とりあえず関係者の皆さまにおかれましては、将来COPで開催するかどうかはともかく、せめてチケットの裏面にアンケートを設けて、居住地、性別、年齢、観戦回数くらいのデータは収集して欲しいところです。できるだけ簡単に答えられるような設問にして、あらかじめでも入場ゲートででも半券に答えを書いてもらえれば、結構な回答率になると思うのですが。その結果はサービス向上のための貴重なデータとなるでしょうし、それこそ開催地の選定に不可欠な要素となるのでは。
■おまけ
COPサイトで入手した地図を手に、順調にコースへ向かっていた我々ダーヌポ札幌班でしたが、最後の目印である標識が見つかりません。そうこうしているうちに砂利道へ突入して、千歳空港へ出てしまいました。これは……見落としたのか? 気を取り直して再度コースへ向かい地図通り進んで行ったところ、草葉の陰からホンダの看板が見えました。おそらくここだろうと目印を気にせず左折してみたところ、無事にCOPへ到着。具体的に何がどうだったかと言うと……

標識は変わってるわ舗装区間は延びてるわ、おまけにこの日は小学校の運動会だとかで走ってるライダーまで少ないわで、我ながらよく辿り着けました。気分はちょっとしたマップラリー。これから行ってみようという方はトラップに気を付けて~。
あぁ、SUGOへ行けなかった寂しさは自然山通信でゲットした佐藤敏光さんの写真集で埋め合わせできました。エバーツのサイン入り! ほっほっほっ。