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2006年06月07日

■ホッパーが見た「トライアル世界選手権 in ツインリンクもてぎ」

先週の土日にツインリンクもてぎまで行って初トライアル観戦&プチ体験してきました。今回、ちょっとした事情から金曜日にもてぎインしていたので、RTL250Fを借りてあちこち走り回ってみました。いやー、トライアルバイクってマジで楽しいね。空気圧ひく! 0.3とかって言われた。なので、バイクは軽いのに取り回しは重い。とにかくサスの動きとかが全体的にゆっくりなんで、踏んで伸びてくるのにあわせて開けるってのが非常にやりやすい。これで練習しとけば、シュッ、コッ! って動きの早いバイクでもウイリーするのが上手くなる気がした。しかし、やっぱ"踏む"って大事なんだな。なんか自分が普段からバイクに"ケツでただ乗っかってるだけ"だってのを実感しましたよ。今度はちゃんとした練習会に参加できることになったので、その時にまたいろいろ試していきたい所存です。

wct.jpg
そして、土日は観戦。トライアルを良く知る方には「ハァ?」ってなことばかり書くと思いますが、勘弁してやってください。一般の初観戦者の視点ってことで。

雨が心配されていたけど結局土日とも降らず。2日間で1万6000人くらいの観客が動員されたWCT! なにこの歩け歩け大会。トライアルはひとつのサーキットをぐるぐる走るんじゃなくて、あちこちに点在する「セクション」と呼ばれるポイントをライダーが移動して攻略する。観客はそれに付いていく。主に徒歩で。しんどいでぶー。土曜日は必死になって付いて回ったけど、日曜日は「ここだ!」っていうセクションで待ち伏せするのに切り替えた。このへんはベテランに方法論をレクチャーされたいところ。

そんで、すごいたくさんのギャラリーの見守る中、ライダーは精神集中して難所をクリアしていく。足を着いたら1点、っていうような減点方式でスコアは計算されていく。最終的に減点が一番少ない人が勝ちってことね。一度も足を着かずにセクションをクリアすると「クリーン」といって減点ゼロ。クリーンを出すと観客からは惜しみない拍手が沸き起こる。かと思うと、減点されたり、途中でリタイヤになっても「良くやった!」と拍手。いいね。ノリ的にはゴルフですね。ライダーと一緒になって移動してサポートする(リアタイヤがちゃんとした位置にあるか、とか)「マインダー」って人はさしづめキャディ?

林間エリアや岩盤エリア、人工的な障害物が配置されたエリアなどステージはそれぞれに雰囲気が違って面白い。とにかく、ビックリするような動きをするのでどこで見ても面白いんだけど、個人的には林間エリアにあるセクションを見るのが楽しかった。なぜかというと、非さわやか系ツーリングとかで見るゲロっぽい光景が広がっているから。もちろん、絶対に行かないようなところばっかりだけど。足を着いて、いやバイクを降りて押したって上がれないようなところを、足も着かずに登っていくのを見て口開きっぱなし。これ、バイクがどうとかじゃなくね? そういう視点で見ると、マジですごい変態さん大集合ですよ。そして、モトクロスもそうだけど世界選手権の雰囲気はいいね。写真にもあるようにヘルメットに日本語書いてるマインダーさんとかいて和んだ。

結果はレポートのあがっているサイトを見てもらえば分かるので割愛。藤波は惜しかった。黒山はイケメンだと思った。あと、個人的に小川兄弟(←兄弟じゃないって)がいかった。

僕は今回、走り回っていろんなセクションに行ったんだけど、足を着いたかどうか見る「オブザーバー」の人とライダーがもめてるのを良く見かけた。外国のライダーも「ホワイ!?」と怒りをあらわにしていた。非常に不勉強で申し訳ないんだけど、減点の対象をちゃんと理解してのぞんでいなかった俺も一緒になって「???」と思ったりしてた。バックしちゃいけないのね。でも、それはバックじゃねーだろ、みたいなシーンもいくつかあった。ヤマハの若いライダーがちゃんと説明して抗議したら裁定が覆ったこともあった。日本にプロの審判員がいるわけもないだろうから全国からボランティアとして集まってんのかな。前にバイク雑誌に載った「あんじゃねえ55」っていう55歳オーバーの人だけが参加できるトライアル大会の記事に出てた人も見かけた。ひとつのセクションに3人くらいいて、それが15セクションもあるってことは、最低でも50人近い人が集まってるんだから大変なことです。お疲れさまです。

俺は昔からサッカーとかバスケみたいなタイムゲームを見るのが苦手で、逆に野球とかアメフト(タイムゲームだけど)を観戦するのが苦痛じゃない。これはたぶん、一騎打ちみたいなものの間合いとか、張り詰めた静と動の感じが好きなんだろうなー、と思ってる。そういう意味では、トライアルってのは始まりと終わり、盛り上がるべきポイントと手に汗握るところがすごく分かりやすいし、気持ちがいい。さぁ、○○○がセクションインするぞ、ってなるとみんなが固唾を飲む。選手も観客も集中力が必要。ここがモトクロス観戦とはかなり違うところだと思った。観戦ポイント移動についてのコツをつかむのが最初は難しいけど、それがクリアされたらホント誰にでも気軽にオススメできるのではないでしょか。

ロードのレースはライダーが最終ラップの最終コーナーを狙ってるなー、っていうのが客にも分かりやすいから緊張感の配分もつかみやすいけど、モトクロスはここの部分で課題を抱えているのかも。もっと場内放送が聞き取りやすくて、レース展開を把握してない客を助けるようなアナウンスが流れれば、もっと客も盛り上がれるんじゃないかと思った。まぁ30分+1周、テンションを下げることなくコースサイドから応援できればそれでいいんだけどね、それってなかなか難しいじゃん。同郷であるとか、メーカーの絡みがあるとか、そういうものが一切ない人でも夢中になって応援できるような何か。それってなんだろうなー。……賭博? うーん。

あ、結局最後はモトクロスのことを書いてしまった……。