■ホッパーが体験した「J.M.M.スーパートレッカーズ」
土曜日、道志の森で開催された「第22回J.M.M.(ジャーナリスト・モーターサイクル・ミーティング)」に行ってきたー(どんなイベントかは自然山通信に出てます)。ごっことはいえトライアルイベント初参加で最初は緊張気味だったんですが、すごく楽しめましたYO。
当日は大変お日柄も良く、森の中を歩いたりするのには気持ちがいーことこの上なかたよ。「歩く?」と思った人にいちおう説明しておきましょか。J.M.M.スーパートレッカーズというのは、数人のチームでセクションを歩いて周り、到着したらそこに置いてあるバイクでセクションにトライするって形式のイベント。チームには案内役のリーダー(俺の組はトライアルジャーナリストとして有名な藤田秀二さんでした)がいて、お手本を示してくれたり、いろんなコツを教えてくれる。チームメンバーもこれまでの参戦経験やエントリーリストの情報を頼りに初心者と経験者が偏らないように分けられている。この組み分けと歩いてセクションを周るっていうシステムが絶妙で、助け合ったりしながら進んでいくにつれ、だんだんと仲間意識が強まっていくようになってるのだ。僕のチームにはバイクの免許も持ってない男の子がいて、最初大変苦労していたんだけど、リーダーの教え方もあってかグイグイ上手くなっていった。レベルが違うから目標達成点が違うのは当たり前で、人がその目標をクリアしているのを見ると自分も嬉しくなる。これは非常に価値ある体験だった。
セクションはちょっと凹凸のある林道ツーリングのワンシーンみたいなところが多いせいか、ついつい普通のオフロードバイクに乗ってる感覚で走ってしまいましたよ……。静止状態を作ろうっていう発想がないのな。やっぱトライアル乗りの訓練しなきゃダメだわ。でも、セクションは簡単ラインと「漢道」ラインが用意してあって、ちゃんとみんなが楽しめるようになっているのが良かった。「こんなん簡単じゃん」と思っていても、意外なところで癖みたいに足が出ちゃう。俺みたいに中途半端にオフロードバイク乗れちゃう人は、バイク自体初めてという人のためにある「今日が初めてクラス」でスタンディングからやるべきだったのかもしれまい。
みんなが見ている前でセクショントライして己の力量を知り、人の成功も失敗も見届けながら進んでいく。これって、謙虚さと互いを尊敬する気持ちみたいなもんが根底にないと成立しない。そして、バイク乗りみたいな人種にはそれって結構難しいことだと思っていたんだけど、なぜだか自然とそうできちゃってたのはトライアルって競技が嘘もハッタリも勢いも通用しないスポーツだからなのかも、と思った。できないもんはできないのだ。さらけ出すしかない。だからこそ、成長できる。
終わったあと、あちこちから「うへー、楽しかったー」という声が聞こえてきていた。もちろん俺もそう思った。トライアルそのものが持つ魅力のせいなのは間違いないんだけど、これはこのイベントそのものの力だろな。今回、何もしないスタッフとして参加させてもらったホッパーは、前日から入ってボランティアスタッフの方々のお話を聞く機会に恵まれたんですが、すごく面白かった。特に面白いのは、「組織」ってもんからすごく縁遠いところにいそうなタイプの人たちも集まってるってことw。それをつなぎとめているのは「こんなにも素敵なトライアルってもんをみんなにも教えてあげたい」という気持ちなんだろか。モトクロスの世界にこんな場はあるか、と寝る前に考えたりした。
来年もあるなら、ぜひまた参加したい。そのときはよろしくお願いします。