■ホッパーが見た「2007全日本モトクロス選手権第7戦東北大会」
■灼熱の藤沢はどこに……
例年、酷暑のレースになることで知られる藤沢ですが、一関の駅に降り立ってみると小雨がパラリ……。俺、藤沢はこれで3回目なんですが初めての年も雨だったなぁ。ホーマック(ホムセン)に寄ってピンスパイク付長靴ゲット(これがかなり調子良かったので持って帰ってきた1980円也)。カッパ来てコースへ行ってみると、雨そのものはほとんどあがってたけど、路面はすっかりシャビシャビ状態に。ドラゴンストマックのあたりなんて池みたいになってました。
▲決勝当日朝、前夜かなりの降雨があったことをコースが教えてくれる。
▲ワダチはどんどん深く、重くなる。ライダーたちも我慢の走り。
▲フィニッシュ下トンネルに放置されていたIB#1田中雅己のマシンが厳しさを物語る……。
■誰かを応援すればレースは楽しい
レディスクラスの決勝はお昼過ぎなので、みんながゴハンを食べている間にトコトコ歩いて一番奥のパドックへ。しーちゃんのパドックへ行ってみると、ひねりたい教会牧師のヤマさんがヘルパーをしています。あれ、イジューインさんは? と聞くと、ヤマさんが指差した先の丘の上に立ち、腕組みをしてなにやらコースを睨み付けている。戻ってくるといつものイジューインさんとなんか目つきが違う……。爛々と輝いてる、っていうか何か怖い光が宿ってるw。完全に戦闘モードですよ。骨にヒビ入れたりしたままやってきてはレースに出ようとする俺に鎮痛剤をくれた優しいイジューインさんはここにはいない。そこにいるのは、レディスライダーのちょっとヤバめな父、その人だったのです!
で、当のしーちゃんはというと、背がすらりと高いイマドキの女子高生って感じ。身長だけ見ると俺とあんまし変わらないくらいでしたが、明らかに腰の位置が違います……。父の気合いの入った様子とは裏腹に特に緊張した様子もなく(本当はどうか分からないけど)、さっさと身支度するとグリッドへ。慌ててヤマさんと一緒にスタート地点へ追いかけます。
▲午後にはすっかり天候も回復。つーか暑さでクラクラした。
▲決勝前のしーちゃんとヤマさん。
■スタート前のいろいろ
オフィシャルがサイティングラップ前に時間短縮やショートカットによるコース変更について説明してたんだけど、やり方がマズかったのか選手自身からその場で抗議する声があがってた(オトーサン方からもあがってたけど)。そのやりとりは超真剣で、ちょっと応援気分で……みたいな俺の方が思わず気を引き締めることに。で、その緊張感を保ったままレディスクラスの決勝レースがスタート! しーちゃんはスタート決まって1コーナー4番手。いいんじゃないの! すぐにヤマさんと一緒にサインエリアへ向かう。
そうそう。グリッドに入りきってないマシンが2台いたのに、そのままスタートしちゃっていたのが気になった。残された女の子ふたりは怒りをあらわにしていたし。あれはなんだったんだろうか。
▲レディスクラスがスタート! しーちゃんはなんと1コーナー4番手。
あとはただひたすらにサインエリアでわーわー言って応援していました。ヤマさんはワークスメカみたいにサインボードを出し続けている。レースが後半に近づくにつれイジューインさんの興奮度もマックス状態に!w 一緒に「頼むからコケんなよ~」と祈り続ける俺たち。結局、しーちゃんはレース中に3回転倒、ゴーグルを投げ捨てながらも順位をひとつ下げただけで本人最高位の5位でチェッカー! やったー、おめでとう~! さっきまでの鬼の形相はなんだったんだ、というくらいイジューインさんはもう笑顔丸出し。まるで背中に羽根が生えたように軽やかな足取りで「5位だ~、5位だ~」っと叫びながら走っていくイジューインさんをムービーで撮ってなかったのだけが悔やまれます。
うーん、レースってやっぱりいいね。特に誰かを応援してると。