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2008年05月12日

■BAJA CHICKEN 第17羽 「新人、飛行機、レンタカー」

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前回はコチラ。もう出国まで2週間近くとなった。当初のイメージでは出発一週間前までにはすべての準備が整っているハズだったのだが、ヘタすりゃ宿題を抱えたまま渡米することになりそうな泥縄ぶり。このレポートもどんどん書いていかないとおっつかないので、日刊ペースくらいのつもりで頑張っていきたい。今回は新メンバーの登場と、飛行機&レンタカー手配のお話。

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■新メンバー、コッツ登場

BAJA CHICKENプロジェクトにホッパー・セヌー共通の友人であるコッツ(原人コッツに似てるからとも「花の慶次」に登場するに似てるからとも言われる)が加わったのは、実はこの計画が立ち上がってすぐのことだった。わざわざGWの振り替え休みを利用してヘルパーとして参加してくれるという。お互いがライダーとサポートを交代で担う最小パッケージの俺たちにとって、これ以上嬉しい提案はない。かなり過酷な旅になるかも知れないこと、ライダーである俺たち自身にも余裕がなくなって丁寧な応対ができなくなるかも知れないことを説明した上で、「それでもOk」という返事をもらえたので喜んで迎えることにした。

語学が堪能なコッツは準備の段階から早速役に立ってくれた。俺がSCOREへ国際電話で一方的に話した時の台本を作ったのもコッツ。しかし、かなりの方向音痴だということも分かった。これでBAJA CHICKENには重度の方向音痴が3人揃ったことになる。もし、東西南北どちらに行けばいいのか分からなくなった時、3人がそれぞれ違った方角を主張したら、残りの1つが正しい進行方向だ。物事は考えようだと思う。

■大韓航空、やしー!! ……ん?

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出発が約ひと月後に迫ったある日、ようやくメンバー全員の出国・帰国スケジュールが出た。これが決まらないことには飛行機のチケットが取れなかったのだ。ゴールデンウイーク連休が終わった月末にさらに平日一週間休むのは誰にとってもハードルが高い。みんなそれぞれの事情をなんとか乗り越えて、強引にもぎとったスケジュールだ。5月24日出国、6月4日帰国。職場にかける迷惑分のおみやげゲットだけは絶対に忘れられない。

スタート地点となるエンセナダはメキシコの街だが、バイクはアメリカに置いてある。だから、まずは日本からロスへ直行便で移動する。航空会社は大韓航空指定。なぜか。大韓航空だけが早朝に到着するからだ。24日の午後に成田を出発すると、同日の朝9時とか10時にアメリカ入りできる。これがシンガポール航空になると、到着が午後イチとかになってしまう。空港を出るのにモタモタしたり、レンタカー屋であーだこーだやってたら夕方になってしまう。貴重な時間を無駄にしたくないからこそのコリアンエアーなのだ。なお、大韓航空については良く言う人と、悪く言う人がはっきり分かれる。俺は飛行機に乗れるだけで楽しいから正直どこでもいい。

チケットはH.I.S.で探した。一緒に買わないと近くの席になれないんじゃないの? と天然ぶりを発揮する俺を容赦なくあざ笑うセヌーさんとコッツ(空港チェックインの時に席が決まるんだそうです。ケッ)。航空券を往復で買わないといかんことを知らないのが露呈した頃には口を聞いてもらえなくなっていた。インターネッツで調べると、成田←→LAXが往復で2万9000円と出た! やしー!! 大阪まで新幹線で往復するより安いじゃん。さすがゴールデンウイーク明けだ……と感心しつつ購入手順を進めると最終的な合計金額が7万4190円となった。なにそれ。

diesel.jpg結局、現地税(日本事前徴収分)が5950円、航空保険料が200円、フューエルサーチャージが4万円、国内空港使用料が2040円追加され、そこからオンライン予約割引で3000円が引かれた模様。なんで俺が飛行機の燃料代までもたなきゃいけねーんだよ、タクシーの運ちゃんがガス代請求するか!? とムカムカしつつも購入。それでもアメリカまで往復10万円以下で行けるとは思ってなかったのでなんだか得した気分だ。これ以上俺の海外旅行に関する無知ぶりを披露するのもどうかと思うので飛行機の話はこれぐらいにしておこう。

■レンタカー選びは慎重に

LAXに着いたらそこからはレンタカーで移動することになる。ここでの車種選択は、チーム人数、予算、宿泊時のバイクの扱いなどによって変わってくる。これをミスると結構悲惨なことになる場合がある(特にチームの人数が多い時)らしいので、ここは経験のあるセヌーさんにまかせることにした。特に、レンタカー屋は結構いい加減なところが多く、しっかり英語でやりとり(時には怒鳴りあい?)できる人でないと、ちゃんと事前に予約したのに行ってみたら車ありませんでした、ってことになりかねないらしい。ここではバイクを積んで移動することを前提に(なので乗用車とSUVは省略)代表的なタイプの車をいくつか紹介する。

●Large Pickup Truck
フルサイズのピックアップトラック。シートは1~2列で乗車定員は3、または6名。全長5.6m、幅2m強とさすがにデカい。なんといっても荷台がむき身なので盗難が怖い。ただし、悪路での走破性は抜群。
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●Pickup Truck
ミッドサイズのピックアップトラック。シートは1~2列で乗車定員は2~3、または5~6名。全長5mくらいで幅も2m弱と運転しやすいサイズ。

●Cargo Van
貨物用のフルサイズバン。シートは1列のみで完全ふたり乗り。フルサイズピックアップと同じくらい大きいが貨物用だけあって装備類は悲しいくらい期待できない。見た通りリヤのサイドには窓もない。ボディの鉄板がむき出しなので内側から押すとボディがふくらむw。フロントタイヤ当てるとこがないので、ストッパー付けないとバイクは意外に積みにくい。盗難防止には有利。
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●Passenger Van Extra Long
エキストラロングワゴン。5列シート15人乗りのちびバス。Cargo Vanよりさらに60cmくらい長い。後ろ3列外しでバイク2台積み+5名乗車+荷物満載楽勝だが外した椅子を置いておく場所が必要。2列外して、もう1つを前に寄せて置けば(タイダウン固定)5名乗車+ベッド+2台+荷物満載OK。ホイールベースが長すぎて走破性&機動性は良くない。観戦者満載で移動するならオススメ。なお、このクラスになるとインターネットじゃ予約を取れない。電話で特別に準備してもらう必要があり。常に用意されてるクルマじゃないってこと。
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●Passenger Van
ロングワゴン。ボディはCargo Vanと同サイズで4列シートの12人乗り。後ろ2列外しでバイク2台積み+5名乗車OK(やっぱり置き場は必要だけど)。ただし荷物を積む場所がない。1台+5名以内なら荷物も余裕。エキストラロングよりはマシでもピックアップに較べると走破性イマイチ。

●Motorhome/Funmover
モーターホームはいわゆるキャンピングカーで、ファンムーバーはモーターホームの後部にバイクを3~4台積めるスペースを持つ仕様。Passenger Van Extra Longをベースにしたタイプで全長約7m~9m弱はある。タイヤよりもキャビン部分が張り出しているので運転には注意が必要。また、ダートでの走破性も悪く、最悪スタックの危険性あり。1000のストレートでマジにレースしようとすると、スピード出せないのが相当キツい。特別に思い入れがない限り素人は手を出さないのが吉。
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■憧れのピックアップトラックでGO!

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BAJA500は1000と違いワンデイオペレーションだから車内でガッツリ寝ることは少ない。ホテルの部屋は1階に借り、バイク&荷物を入れる話もセヌーさんがつけてある。つまり、車からバイクが盗難される可能性は限りなく低い(と信じたい)。また、チームメンバーは3人だが、プリランでもレースでも実際同時に車に乗るのは2人まで。そして、ライダーとの交代ポイントへ行くためにサポートカーもダートセクションを通過する必要がある。etc etc……

これらの条件からセヌーさんが導き出した答えはダブルキャブのピックアップトラックだった。そして、その答えを聞いた時、俺は内心ガッツポーズしていた。ピックアップトラックにバイクを積んでアメリカからメキシコへの大地を走る……これほど分かりやすく男の子のココロをくすぐるシチュエーションはないと思う。なお、車種は実際にレンタカー屋に行ってみないことには分からないそうだ。Chevy Colorado、またはDodge Dakotaかそれに近い何かになる模様。上の分類で言うと普通のPickup Truck。フルサイズにしなかったのは、俺の車幅感覚を考慮して小さめのヤツをチョイスしてくれたセヌーさんの親心と思われる。10日分のレンタル料金は以下の通り。

152.97 USD 3 Days @ 50.99
250.00 USD 1 Week @ 250.00
10.00 USD CUSTOMER FACILITY CHARGE
412.97 USD Subtotal
10.07 USD CA TOURISM FEE
44.77 USD AIRPORT CONCESSION FEE
36.94 USD SALES TAX
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Total charges 504.75 USD

だいたい5万2000円くらい? これも想像していたよりは安い。なお、当日行ってみてシングルキャブ(シートが1列しかないヤツね)の車両を渡されそうになったら暴れるつもり、とはセヌーさんの弁。その時は俺は近くのおみやげ売り場にいたいと思った。また、「アメリカにあるほとんどのレンタカー屋は貸し出し車両でのメキシコ国境越えを禁止している。だから、そうでないところを必死で探そう(もしくは死ぬ気で交渉)。また、車両保険もレンタカー屋のヤツだけじゃなくてちゃんと国境手前(サンイシドロの街など)で入ろう」とのこと。初めて行く人にとっては、こういう地味な部分の方がネックになりそうだな……。(つづく

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